みんなが大好きなカレー。カレーの香りがふわっとしてくるとテンション上がりますよね
カレーといえば「2日目がおいしい」なんて話も聞くくらい、カレーを作り置きする家庭も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「カレーが冷蔵庫で何日持つのか」についてご紹介します。
【常温】夏場のカレーの日持ち
夏場の閉め切った部屋というのは、35℃~40℃にもなってしまいます。そこに余ったカレーを置いておいたら、1日どころか半日ももちません。
一晩鍋の中にそのまま置いておいて、翌日食べる家庭もあるかも知れませんが、絶対にやめてください!
室温で放置することによって「ウェルシュ菌」が倍増し、食中毒を引き起こしてしまう可能性も考えられます。
カレーを日持ちさせる冷蔵保存方法のコツ
室温では長もちしないカレーですが、冷蔵庫で保存することによって夏も冬も安心して、翌日からも食べることが出来ます。
これから冷蔵庫の保存方法や保存容器について詳しくご説明していきます。
粗熱をとってから冷蔵庫へ
「冷蔵庫で保存すれば大丈夫!」と言いたいところですが、実は間違っています。
カレーだけに限りませんが熱い状態で鍋ごと冷蔵庫に入れてしまうと、冷蔵庫で冷えている食材が温まり傷んでしまう原因になります。
冷蔵庫にある食材の鮮度を保つためにも粗熱をとりましょう。
粗熱を取る方法ですが、ここにもポイントがあります!
「常温でゆっくり冷やさないこと」です!
食中毒の原因となる「ウェルシュ菌」が増殖しやすい温度が43℃~47℃になります。
そのため急速に冷却することがポイントです!そうすることでウェルシュ菌がカレー内で増えることを防ぐことが出来ます。
①鍋のまわりに保冷剤を置く
②大きめのボールに鍋をいれ周りに氷をしきつめる
これによって早めに冷却することが出来ます。
またウェルシュ菌は空気に弱いので、かき混ぜながら早めに冷やすようにしましょう。
鍋から移し換えて冷蔵する
少人数分作りたい、何日かに分けて使いたい、など小分けにして保存したい人も多いと思います。
カレーに合う保存容器はどのタイプなのでしょうか?
ホーロー容器
ホーロー容器の良い点はこちらになります。
- 直火にそのまま使える
- 保温性に向いている
- 臭いや色がつきにくい
- 衛生的で食材が悪くなりにくい
臭いや色が付きにくいというのはカレーの保存には向いている容器と言えますね。
また直火にそのまま使えることから、洗い物が増えないのもメリットです。
ステンレス容器
ステンレス容器の良い点はこちらになります。
- 臭いうつりや色うつりがしにくく、汚れが落ちやすい
- 冷却性が高い
ステンレス容器も臭いや色がうつりにくく、カレーの保存に向いています。
また冷却性が高いので、カレーをステンレス容器に移してから冷却させるのもいいかもしれません。
アルミ容器
アルミ容器の良い点はこちらになります。
- 冷却性が高い
- 臭いが付きにくい
臭いが付きにくいという点から、カレーの保存に向いています。
また軽いのでたくさんのカレーを保存する場合に扱いやすいという点においても大きなメリットだと思います。
ジップロック
ジップロックの良い点はこちらになります。
- 収納スペースをとらない
- 気密性が高く、乾燥や酸化から守ってくれる
- レンジでそのまま使える
冷蔵庫で保存に必要なスペースをすぐに確保することが難しいときもありますよね。そんな時は収納スペースをとりにくいジップロックがオススメです。
ポリ袋
ポリ袋の良い点はこちらになります。
- 安価に手に入れることが出来る
- 形状の変化をしやすい
ジップロックと違い、ポリ袋は安く購入することができます。数多くカレーを保存する場合は、気負いなく使うことができるポリ袋がオススメです。
「アイラップ」というポリ袋は、解凍までそのままできるので使い勝手がいいですよ。是非使ってみてください。
プラスチックタッパー
プラスチックタッパーの良い点はこちらになります。
- 安価に購入することができる
- 軽くて丈夫な点
使い勝手がよいプラスチックタッパーですが、カレーの保存には向いていないものになります。
プラスチック製品は、臭いや色がとれずらくなってしまうため臭いが強いものには適しません。
空気に触れる面積を減らす
保存をする際にできるだけ空気に触れないよう密閉して保存することが大切です。
空気に触れることで酸化しやすくなり、嗜好的品質や栄養価値の低下が起きてしまいます。酸化による美味しさの低下は感じやすいため、出来るだけ防ぐようにしましょう。
低温であるほど日持ちする
他の食材にも当てはまりますが、やはり冷蔵庫で保存するよりも冷凍庫で保存する方が鮮度良いまま食べることが可能になります。
すぐに食べないことが分かっている場合は、冷凍庫で保存するようにしましょう。
カレーは冷凍庫でどれくらい日持ちする?
冷蔵庫で保存した場合は約3日程度しかもちませんが、冷凍庫で保存することによって約1ヶ月程度保存することが可能になります。
1ヶ月の中で2回カレーが食卓に並んでも飽きることはないはずなので、冷凍庫で作り置きしておくのもいいかもしれません。
カレーの冷凍保存方法のコツ
これまで冷蔵庫での保存について詳しく紹介してきました。
次に冷凍庫での保存方法について説明していきます。
粗熱をとってから冷凍庫へ
冷蔵庫の保存でも説明しましたが、粗熱をとる作業に関しては冷凍庫に入れる場合も同じになります。他の食材が解凍することのないように、急速に粗熱をとるようにしましょう。
フリーザーバッグに保存
粗熱がとれたら、ジップロックなどのフリーザーバックに入れて保存しましょう。
カレーを入れて平らにすることで、冷凍庫のスペースを無駄なく使うこともできます。
ジップロックなどは様々なサイズが売られているので、1度に使い切れるサイズを選ぶようにしてください。
空気を限りなく抜く
平らにすることで空気を抜くことが出来ますが、酸化を防止するためにもしっかりと密閉するようにしましょう。
冷凍すると食感が変わる食材
カレーの定番具材の中には、解凍することによって食感が変化し美味しさが失われる食材もあります。保存のコツのお教えします。
ジャガイモ・にんじん
カレーの具材といえばジャガイモやにんじんですが、これらの食材は冷凍には向きません。
冷凍すると野菜の中の水分が抜けてしまし、パサパサした食感になってしまいます。
取り除いて冷凍保存する方法もありますが、食材を捨ててしまうのはもったいないですよね。
食材を含めて保存する場合は、細かく切るか、マッシュした状態にしてからカレーに再度投入し冷凍保存するようにしてください。