健康を気にされている人なら興味があるであろう『リンゴ酢』。身体に良いお酢も理解出来ていなかったら効果も半減です。
このページでメリットとデメリットを理解し、自分にあった飲み方をしましょう。大事なポイントを押さえて『リンゴ酢』をもっと知りましょう。
リンゴ酢とは
リンゴ酢とは醸造酢にリンゴ果汁を合わせた果実酢です。
酢は大きく醸造酢と合成酢の2つに分けられます。
酢とリンゴ果汁を合わせるから合成酢と思われますが、リンゴ酢は果実酢という分類で、他の○○酢とつく果実酢(ぶどう酢等)も酢1リットルに対し300g以上の搾り汁を合わせた果実酢になります。
醸造酢
醸造酢は、原料に穀類、果実、野菜等を酢酸菌で酢酸発酵させた液体の調味料です。また、氷酢酸・酢酸を使用していないものを指します。
酢酸菌は酢を作る上で必須で、アルコールから酢酸を生産することで微生物が近寄らず、防腐効果をもたらします。酢を使った料理が日持ちするのはこのためです。
原料に酢酸を使わないのに酢酸を生産するなどとてもややこしいですが、つまりは
『酢酸菌』の力で『アルコール』が『酢酸』に変わったものを指して酢と呼ばれます。つまり酢酸は使用していないのです。原料として指す酢酸は化学物質になります。
合成酢
合成酢は反対に、醸造酢に氷酢酸・酢酸を3〜5%薄めた物になります。
酢酸は石油から作られるため、食品にこれが含まれることが問題視されていますが、家庭用で使われる酢の大半は醸造酢ですので安心してください。
リンゴ酢を飲むとどんな効果がある?
・脂肪燃焼促進
脂質の代謝を促す作用
・血糖値の上昇を防ぐ
血糖値を下げ、満腹感を高める効果
・高血圧予防
豊富なカリウムが体内の余分な塩分を排出し、高血圧予防に繋がる
・疲労回復、美肌効果
リンゴ酢に含まれるクエン酸が疲労の元の乳酸を分解し、疲労回復に効果がある。また、角質剥離作用を含み、洗顔に使えば美肌ケアもできる事でしょう。
・整腸作用
リンゴに含まれるペクチンが乳酸菌を増やし、腸内環境を良くします。
リンゴ酢に含まれるパワーが実感できますね。ダイエットや肌のケアをしている方の強い味方と言えます。
リンゴ酢の摂り過ぎは危険って本当?
リンゴ酢に含まれる酢酸が、歯のエナメル質を溶かしたり、人によっては胃潰瘍や逆流性胃腸炎を起こす可能性もあります。
しかし、それは摂取し過ぎた場合で、基本的にはリンゴ酢商品自体に書いてある分量を守れば問題ありません。
リンゴ酢を飲むのはどの時間帯?効果的なタイミングとは?
リンゴ酢の効能を理解したら、目的に合わせて飲むようにしましょう。
・ダイエット中の方
リンゴ酢は脂質の代謝を促し、血糖値の上昇を防いでくれます。そのため食事中、食後に飲むのがオススメです。
・運動をした後に
乳酸を分解するクエン酸が含まれているので、運動後に飲む事で疲労回復効果があります。部活をしている学生さんや体を動かすお仕事をされている人にオススメです。
・寝る前に
抗酸化作用も含むリンゴ酢は就寝前もオススメです。抗酸化作用とは肌へのダメージを減らしてくれます。また、血糖値の上昇を抑える事で眠りにつきやすくもなります。
しかし、飲み過ぎは禁物。全ての効果を求めて飲み過ぎると元も子もありません。薄めたリンゴ酢を1日一杯くらいにしておきましょう。
リンゴ酢を飲みやすくするには
リンゴ酢自体、砂糖が含まれてないのでそのまま飲んでも酸っぱいだけです。
基本的な飲み方としては、
リンゴ酢:砂糖:水 1:1〜2:5〜6
アレンジとしては水、砂糖を変えることです。
水をお湯に変えて体を温めたり、炭酸水でさっぱりと飲みやすくするのもいいでしょう。
砂糖は蜂蜜に変え自然な甘さに。ラカントを使ってカロリー、糖質を抑えて飲むのもいいかもしれません。
また、おろし生姜を加えて身体を温めたり、果実をゴロゴロ加え華やかに飲むのも楽しくていいですね。
アレンジの幅が広いので楽しく続けられます。
料理にも積極的に使おう
リンゴの風味を活かして料理にも使う事が出来ます。リンゴの甘さが際立つ酢ではないので取り入れやすいです。
ドレッシング
リンゴ酢:砂糖:オリーブオイル 1:1:3
これに塩、胡椒を少々加えて味を整え、基本的なドレッシングが出来ます。
ここにすりおろした玉ねぎや人参、リンゴ等を加えるのも良いですし、こちらも砂糖に工夫を加え、蜂蜜やラカントで代用するのもオススメです。割合自体もお好みでアレンジしても楽しいですね。
マリネ
リンゴ酢:砂糖:オリーブオイル 1:1:1
これに粒マスタード、塩、胡椒を少々加えて好みの味を整えてマリネ液の完成です。野菜と和えても、刺身でも美味しく頂けます。
以上、リンゴ酢の紹介でした。たくさんの効果があることが理解出来たかと思います。そして注意する点も。リンゴ酢の良いところを活かして健康になるために活用してみてはいかがでしょうか。
ありがとうございました。