お子さんがいる家庭では、王道のレシピとも言える「ハンバーグ」。今日はこのハンバーグを卵なしでもふっくらジューシーに仕上げるレシピのご紹介をします。
最近の子どもたちはアレルギー体質の子も増えてきています。卵アレルギーのお子さんがいる方も、このレシピであれば、子どもに大人気のハンバーグを食べさせてあげることができますね!
そもそもなんでハンバーグに卵をいれるの?卵の役目は?
ハンバーグに卵を入れるのは、ひき肉と野菜をつなぎ合わせるためです。卵を入れなければ、ボロボロとなってしまい、出来上がりも硬くなってしまいます。しかし、この卵を多く入れるといいのかというと、そうではありません。
逆に卵を入れすぎるとぐちゃぐちゃの柔らかいハンバーグになってしまいます。これは、卵自体に保水性があるからです。卵を入れることでふっくらとしたハンバーグになりますが、入れすぎると柔らかくなりすぎるのはこのためです。
卵をいれると良い点はもう一つあります。それは、旨味を保持するということ。卵にはタンパク質が含まれていますが、このタンパク質は熱によって固まるという性質があります。なので、肉や野菜と一緒に混ぜて加熱調理した際に旨味も一緒に閉じ込めてくれるのです。肉汁がジュワっとあふれ出てくるのは、卵が閉じ込めてくれるからです。
卵なしハンバーグのレシピ
卵はハンバーグに必須なのでしょうか?答えは「ノー」です。もともと牛肉は高級な食材であったため、日本人が豚肉と混ぜてひき肉を使用し、柔らかさを増すために保水性の高い卵を入れたとされています。ですから、他国で作られる牛肉のみで作られたハンバーグには卵を使用せずに作られています。
では、卵の代わりに何をつなぎに使うのか?答えは「塩」と「パン粉」「牛乳」です。これらを使えば卵なしでもふっくらジューシーなハンバーグを作ることができます。
【卵なしハンバーグレシピ】
<材料>(5個分)
- 合いびき肉 300グラム
- 玉ねぎ 中1/2個
- パン粉 30グラム
- 牛乳 90~100ml
- 塩 小さじ1
- こしょう 小さじ2/3
- サラダ油 適宜
- ナツメグ 2~3振り
<ソース>
- 赤ワイン 大さじ3
- トマトケチャップソース 大さじ2.5
- ウスターソース 大さじ2
- バター 5グラム
【作り方】
- 合いびき肉は常温に戻しておく。玉ねぎはみじん切りにして、耐熱ボールにいれラップをしレンジで600w2分加熱。その後は冷ましておく。パン粉に牛乳を加え湿らせる。
- 合いびき肉に塩、こしょうをいれ粘りがでるまでよくこねる。ナツメグと①で湿らせておいたパン粉と玉ねぎも一緒に入れて混ぜ合わせる。よく混ぜ合わせたら、手で丸めて成型する。この時に、しっかりと空気を抜くとよい。
- フライパンに成型したハンバーグを並べて、油をしき火をつける。片面にキツネ色の焼き色がついたら裏返し、両面ともに焼き色がついたら蓋をして弱火で5分ほど蒸し焼きにする。ハンバーグから肉汁が出てきだしたら、火を止めて出来上がり。
- 残った肉汁に、<ソース>の材料を入れてひと煮立ちする。
【作り方のコツ】
作り方のコツとしては、しっかりと粘りが出るまで合いびき肉を混ぜ合わせること。しっかりと混ぜることで、タンパク質をしっかりと絡ませて旨味を閉じ込めたハンバーグに仕上がります。この時にお肉を手早く混ぜることも大切です。
長時間混ぜると、手の熱が肉に伝わり粘りがでなくなってしまいます。また、空気を抜くことも焼くときに肉が割れるのを防ぎ旨味が逃げ出してしまわないようにするためには重要です。
まとめ
卵なしのハンバーグレシピのご紹介をしましたが、いかがでしたか?我が家の子どもたちも卵アレルギーの子がいたので、卵を使わないハンバーグをよく作っていました。卵を使わないと、多少は硬くなりがちですが上のレシピと作り方のコツを抑えて料理するとふっくらジューシーハンバーグができます。ぜひ、卵アレルギーをお持ちの方がいるご家庭ではためしてみてください。