みんな大好きご馳走メニューの「ステーキ」です。これさえ守れば、お家にあるフライパンで美味しいステーキが作れます。下準備から一緒に合わせるソースまで、これを見れば綺麗にステーキが焼けて、美味しく食べることができる内容となっております。
ステーキを焼く前の必ずすべき下ごしらえ
シンプルに塩・胡椒をふってからもいいですが、焼く前にしっかり下味をつけてから焼いても美味しく仕上がります。まずはお肉の状態から整えていきましょう。
室温に戻す
「なぜ室温に?」
冷えた焼くと、外側と内側の温度に差がでて焼きムラができてしまい、美しく仕上がりません。
筋を切る
「どんなメリットがあるの?」
熱を加えると筋繊維が収縮してしまいます。その為、筋を切る準備によって焼いた時に肉が縮まらず、反ったりするのを防ぐことができるのです。
叩いて厚さを整える
「なぜ厚さを整えるの?」
均一に焼き目をつけたいからです。ただし、ステーキの醍醐味は赤身の肉厚な食感をしっかり残すことが大切です。叩きすぎてしまうと薄くなってしまいステーキの良さを存分に引き出すことができません。あくまで、厚さを均一にするを目安に叩きましょう。
塩とこしょうは焼く直前に振る
「直前でないとダメなの?」
塩をふるのは焼く直前です。そして均一に全体にふるようにします。肉に塩をふると、肉はその塩分を薄めようと中から水分を出そうと働きます。塩を振ったまま放置をすると水分が流れを止めることができず、旨み成分が全て流れ出てしまいます。均一に塩をふるには、お肉をバットに入れ高い位置からふると均一に広がりやすいです。
フライパンで最高に美味いステーキの焼き方
フライパンは少し、煙が出るくらい熱します、さらに焼く前に牛脂をひくと美味しく仕上がります。
強火ですばやく表面を焼く
弱火でゆっくり焼いていると、旨みと水分の流出は止まりません。大切なのは中の水分が出ないようにサッと焼いて表面を固め、水分を中に封じ込めるように意識することです。
焼き色がついてきたらひっくり返す
最初は、強火で肉が表になる方を下にして焼きます。また脂をスプーンでお肉に回しかけます。こんがりと焼けたと思ったら火を弱めて少し焼きます。そうしたらひっくり返すタイミングです。
裏面に強火で焼き目をつける
反対の面も同様に脂を回しかけながら焼きます。最初は強火で、こんがり焼けたら弱火にして少し焼きます。両目を焼くことで、水分と旨みを完全に閉じ込めます。
アルミホイルを使って弱火で蒸し焼きする
アルミホイルを用意します。次は中まで火を通すために「蒸す」という行程です。強火で長時間焼くと、焦げ目を作るだけで中まで火を通すことができません。そこでアルミホイルで包み蒸すことでゆっくり中まで火を通します。
余熱で焼き加減を調節する
厚めのお肉であれば4〜5分でミディアムになります。蒸し時間時間によってお好みの焼き加減にして召し上がって下さい。
ステーキの焼き加減は好み
レアな焼き加減ほど肉汁が多く、ウェルダンほど肉汁か少なくなります。肉の内部の温度は、赤いほど温度が低くく(55℃〜65℃)茶色いほど温度が高く(70℃〜80℃)なっています。
レア
表面が焼けていますが中身は焼けおらず、生の状態で肉汁が多い状態です。
ミディアム
レアよりもうっすら中身が焼けている状態ですが、まだ赤い状態。肉汁はにじみ出る程度です。
ミディアムレア
中心部に火は通っていますが薄いピンク色。レアに比べて肉汁が少ししか出ない状態です。
ウェルダン
表面と中心部も充分に火が通っている状態です。レアに比べて肉汁が少ない状態です。
ステーキをもっと美味しく食べるソースレシピ
ステーキは国によって食べる楽しみ方が違います。フランス定番の赤ワインソース、日本オリジナルの和風ソース、さらには塩やわさびを使って味わってみませんか?
赤ワインソース
○フランス伝統のステーキソース
みじん切りにしたエシャロットを長時間、弱火で炒める。そこに赤ワインを加え、じっくり丁寧に煮詰めていく。フォンドボーをいれてさらに煮詰めたら濾す。そこにバターを入れてソースを乳化させたら完成
和風ソース
○風味が香るあっさり柑橘ソース
あっさりとした味わいを楽しみたいなら、醤油、お酢、砂糖に、レモン、ゆず、かぼすなど旬の柑橘を入れた、和風ソースはいかがでしょう。ポン酢は買わずに、手作りすると風味が格段に良くなります。
塩やわさびも合う!
○お肉からしたたる、脂の旨みをシンプルに味わう
お肉本来の素材の味や、奥深さを味わいたいなら塩やわさびをつけて食べるのがおすすめ!わさびをつけて食べる場合は、お肉に下味をつけてから焼いたあと、少しだけお肉にのせて食べるのが通の食べ方です。