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ベトナム料理「フォー」とは?スープの種類やトッピングを解説

日本でも人気のベトナム料理「フォー」。つるんとした口当たりで、あっさりとしたスープのフォーは、むし暑い日本の夏でもおいしく食べられます。グルテンアレルギーの方にとっても、おなじみの食材ですよね。 本記事では、フォーの特徴や地域による違い、スープの種類などを解説します。ぜひ参考にして、フォーを楽しんでくださいね。
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フォーとはどんなもの?

フォーは、
  • 平たいきしめん状の麺
  • ベトナムの国民食
です。 米粉でとかし、薄くのばしたものを蒸して作ります。本場ベトナムでは、屋台飯としても親しまれてきました。

フォーの発祥

フォーの発祥は1900年頃で、起源についてははっきりしていません。
発祥地は、ハノイ州ナムディン説が有力です。
名前の由来は、フランス語の「ポトフ( pot-au-feu )」のフーからきたなどの説があります。

ホーチミンとハノイのフォーは違う?

引用元:外務省公式サイト「ベトナム社会主義共和国」
フォーの元祖は、中国南部の麺と言われています。 もともとハノイ・ナムディン省の料理でしたが、
  • 1940年代に中央部フェ
  • 1950年代にサイゴン(現在のホーチミン)
を経て、ベトナム全土へと広がっていきました。今やベトナムの食生活には欠かすことのできない料理となっています。

ハノイのフォー

ハノイ(北部)のフォーは、フランス植民地時代の「ポトフ」が原型になったと言われています。 牛肉ベースのスープにで味をつけ、薬味のネギをのせるシンプルな料理です。

ホーチミンのフォー

ホーチミン(南部)のフォーは、鶏肉をベースにした甘味香辛料を利かせたスープに、トッピングとしてたっぷりの野菜唐辛子などを別添えで提供するスタイルです。

3. フォーのスープの種類とトッピング

スープの種類やトッピング、作り方のヒントをご紹介します。

スープ

フォーは大きく分けて
  • フォーボー(牛肉のフォー)
  • フォーガー(鶏肉のフォー)
の2種類あります。
フォーボー
牛骨からとったスープに麺を入れ、牛肉をトッピングしたもの
フォーガー
鶏ガラからとったスープに麺を入れ、鶏肉をトッピングしたもの

トッピング

様々な野菜のトッピングが楽しめるのも、フォーの魅力の一つです。ライムを搾って、酸味を利かせて食べるのが一般的です。
フォーのトッピング
ネギ、タマネギの薄切り、ニラ、バジル、ミント、パクチー(香菜)、唐辛子、湯がいたもやし、ライム など。
パクチーが苦手な方や手に入らない場合は、セリセロリの葉青ネギ三つ葉春菊などをトッピングしてみましょう。

家庭で調理するヒント

おいしいフォーを作るためのヒントをご紹介します。参考になるものがあれば、ぜひ試してみてくださいね。 ご家庭では、鶏肉(もも肉、胸肉など)にを入れて、火が通るまで煮込んでスープをとる調理方法がおすすめです。

鶏のスープの作り方

香味野菜を一緒に入れて煮込むと、臭みが消えて、より美味しいスープになります。
  • 皮付きショウガ
  • ネギの青い部分
  • パクチーの軸の部分 など

鶏肉の切り方

鶏肉は、一口大に切ってから茹でる方法と、茹でてから切る方法があります。急いでいる時は、切ってから茹でるとよいですね。しっかりとアク取りをして、透明なスープに仕上げましょう
鶏の切り方
  • 削ぎ切りにして茹でる
  • そのまま茹でて、火が通って粗熱が取れたら削ぎ切りにする
  • そのまま茹でて、火が通って粗熱が取れたら手で裂く

スープの調味の仕方

シンプルな味付けがおいしいです。塩やヌクマムなどお好みで調味しましょう。
調味料
  • ヌクマム(なければナンプラーやしょう油)
  • こしょう
  • 砂糖
  • 鶏がらスープの素  など

フォー(乾麺)の茹で方のコツ

フォーは、表示とおり茹でましょう。 芯がある茹で上がりになってしまうときは、事前にぬるま湯や水で戻しましょう。
事前に戻す方法
  1. 乾麺を軽く洗い、ひたひたのぬるま湯につける(30分くらい)。(水の場合は1~1.5時間)
  2. 沸騰した湯で1分ほど茹でる。
  3. ザルにあげ、水洗いする。

フォーを食べるときの注意点

ベトナムでは、麺をすすって食べる習慣がありませんので注意しましょう。 また、器を持ち上げたり、器に口をつけて飲むのはマナー違反です。レンゲやスプーンですくっていただくようにしましょう。

まとめ

ベトナムフォーの特徴や、スープの種類、トッピングなどを解説しました。 最近では乾麵がスーパーでも購入でき、家庭で気軽に楽しめるようになってきました。トッピングを工夫することで、野菜がたっぷりとれるのもうれしいですよね。 うどん、そば、パスタなどに加え、ご家庭の定番麺料理の一つにしてみてはいかがでしょうか。
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