夏が旬の桃。甘くてみずみずしい桃は冷やして食べるとよりおいしいですが、
買ってきたばかりの桃、そのまま冷蔵庫に入れていませんか?
実は寒さと乾燥に弱い桃は冷蔵庫での保存はあまり向いていません。
今回は桃を長くおいしく保つための、適切な保存方法をご紹介します。
1番のおすすめは常温保存!追熟で甘みも引き出せる
桃は常温で2~3日保存可能です。特に桃が硬いときは常温で追熟させることができるので、柔らかくなるまで常温で保存してから食べるのがおすすめ。
常温で保存する際は、フルーツキャップを付けたままカゴなどに入れて、桃に直接風が当たらない冷暗所で保存します。
夏場は冷房を付けた部屋に保存することになるかと思いますが、冷房の風が当たらないように気を付けましょう。
冷蔵保存は向いていませんが、やはり桃は冷たくして食べたいですよね。
常温で保存した桃は食べる直前に氷水で15分ほど冷やすか、食べる2~3時間前に冷蔵庫に入れて冷やしましょう。
冷蔵で保存する場合は、対策を忘れずに!
夏場で常温にしておくことが難しかったり、大量に桃が手に入ったときなどは、しっかり対策をした上で冷蔵庫で保存することもできます。
乾燥を防ぐために1個ずつラップでぴっちりと包み、冷蔵庫の中で温度が高めな野菜室で保存します。
1週間ほど保存可能ですが、冷蔵保存は甘みが落ちやすいため、早めに食べるのがおすすめです。
最も長持ちするのは冷凍保存。他の保存方法とは違った味わいが楽しめる♪
長く保存したい場合は冷凍保存もできます。
冷凍する場合は、桃を傷つけないように優しく水で洗い、キッチンペーパーなどで水気を拭きとったら、ラップでぴっちり包んで保存袋に入れます。
保存袋の空気はなるべくしっかり抜いてから冷凍庫に入れましょう。1か月ほど保存可能です。
完全に解凍してしまうと水分が出て食感や風味を損ないます。
半解凍でシャーベットのようにして食べるか、ヨーグルトなどと一緒にミキサーにかけてスムージーにするのもおすすめです。
適切な保存方法が大切
桃の保存は常温が1番おすすめですが、すぐに食べきれないときは冷蔵や冷凍保存も活用してみてください。
また、桃はジャムやコンポートなど保存食にしてもおいしく召し上がれますので、時間があるときに作ってみるのもおすすめです。
夏以外にはあまり見かけなくなってしまう桃。短い旬の時期でもたくさん味わえるように、適切に保存しましょう!