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正しい材料を使わないと逆効果!?完全無欠コーヒー「バターコーヒー」の効能効果と材料・作り方・注意点

レシピ

バターコーヒーダイエットというものをご存知でしょうか?

コーヒーにバターを加えて作る「バターコーヒー」を食事代わりに飲む事で、体重を減らすダイエット方法です。

アメリカで大流行してから日本に伝わったものですが、簡単で継続しやすいので今でも人気が高いです。

しかし、バターコーヒーダイエットに関する口コミを見ると「痩せない」「逆に太った」というネガティブな意見が散見されます。

あなたも「バターコーヒーは太るかも」と、実施を躊躇しているかも知れません。

結論から申し上げますと、バターコーヒーダイエットは正しい材料と飲み方を行わないと効果を発揮しません。

今記事ではバターコーヒーダイエットで減量に成功する為に守るべき正しいバターコーヒーの材料と作り方・摂取方法を、バターコーヒーを飲む事で得られる健康効果と共にご紹介します。

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バターコーヒーとは?

バターコーヒーとは、別名「完全無欠コーヒー」とも呼ばれる飲料です。

ブラックコーヒーにバターを加えた調理品で、ダイエットだけでは無く美容や健康にも優れた効果を発揮します。

「バターコーヒーダイエット」は、バターコーヒーを使って食事を置き換えるダイエット方法です。

バターコーヒーは温かいブラックコーヒーにバターを加えて作る物ですが、ブラックコーヒーが飲めない人はミルクや甘味料を加えても構いません。

(※ミルクや甘味料も特定の品を使用する必要があります。)

バターコーヒーで期待出来る健康効果は?

完全無欠コーヒーとも呼ばれるバターコーヒーですが、どのような健康効果があるのでしょうか?

下記はバターコーヒーを飲む事で改善が期待出来る、代表的な効能・効果です。

減量効果

バターコーヒーを飲む事で最も期待できるといわれているものが、減量(ダイエット)効果です。

エネルギー回路の1つ「ケトン体回路(ケトジェニック)」の働きを促す脂肪を体内に取り入れる事で、脂肪分を身体に溜めずにエネルギーとして使いながら、体内に蓄積している余分な脂肪の燃焼も促します。

エネルギー回路とは?

エネルギー回路とは、体が食物や体内にある成分から活動に必要なエネルギーを作り出す仕組みの事です。

人体がエネルギーを作り出す回路(仕組み)は3種類あります。

それぞれの回路の具体的な内容は、下記の通りです。

第1の回路「解糖系」

白米や芋類等を食べると、食品に含まれているブドウ糖からエネルギーが作り出される仕組みです。

不要なエネルギーは「中性脂肪」または「グリコーゲン」という物質に変化します。

中性脂肪は体内の細胞や血液に、グリコーゲンは肝臓(18~24時間以内に使い切る量だけ)に蓄積されます。

第2の回路「糖新生」

糖新生は、肝臓に蓄積されたグリコーゲンがエネルギーとして使用される時に働く仕組みです。

ブドウ糖が枯渇すると、体はグリコーゲンをブドウ糖に変化させてエネルギーとして使用します。

ただしグリコーゲンは18~24時間以内に使い切ってしまう量しか蓄積されない為、体は筋肉中のタンパク質や細胞内の脂肪細胞からもエネルギーを作り出します。

自分の体を分解してエネルギーにする仕組みですので、人体が栄養失調状態に陥った際に働かせる、緊急用のエネルギー生成手段です。

第3の回路「ケトン体回路(ケトジェニック)」

「ケトン体回路(ケトジェニック)」は、体がブドウ糖では無く脂肪酸からエネルギーを作り出す仕組みです。

脂肪酸は、脂質が分解されて作られる成分です。食べ物の脂肪や体内に蓄えられている中性脂肪を材料にします。

ケトン体回路は、ブドウ糖を使い切った体が行うエネルギー生成手段です。

バターコーヒーはブドウ糖になる食事を脂肪分に置き換える事で、体内に「ケトン体回路」を働かせてエネルギーを作り出すよう促します。

体内に蓄積されている中性脂肪もエネルギーに変換される事で、体内の中性脂肪が減り、体重の減少や体型の改善に効果を発揮します。

糖尿病の予防

バターコーヒーは、コーヒーにバターを入れて作る飲料です。

コーヒー豆には「クロロゲン酸」というポリフェノールが含まれています。

クロロゲン酸は、体内の糖質を分解する酵素の働きを阻害します。酵素が余り働かなくなる事で、糖質の吸収が緩やかになります。

体内の糖質吸収が穏やかになる事で血糖値の上昇が抑制され、糖尿病等の予防に繋がります。

アンチエイジング効果

コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸には、抗酸化作用もあります。

シミやシワの原因になる活性酸素を除去する事で、皮膚や細胞の劣化を抑制します。

肌や体内の細胞が元気でいられる事で、老化の抑制(アンチエイジング)効果が期待出来ます。

基礎代謝力の向上

コーヒー豆にはカフェインも含まれています。

カフェインは交感神経を刺激する事で、体内の各器官の働きを活発化させます。

血流や新陳代謝も活発に動くようになる為、基礎代謝力の向上が期待出来ます。

腸内環境の改善

バターコーヒーは腸内環境の改善にも効果があるといわれています。

バターコーヒーで使う専用のバター(※後述でご説明します)には、「酪酸菌(らくさんきん)」という善玉菌が含まれています。

酪酸菌は大腸で働く善玉菌です。大腸のバリア機能に必要な粘液の分泌を促す事で、腸の炎症を抑制して便通を良くします。

便通が良くなる事で、腸内環境の改善に効果を発揮します。

美肌効果

バターコーヒーで使う専用バターには「不飽和脂肪酸」も多く含まれています。

不飽和脂肪酸は、皮膚の炎症を抑える効果があります。

皮膚が炎症しにくくなる事で、健康的な肌になり美肌効果が期待出来ます。

正しいバターコーヒーの材料は?

バターコーヒーはダイエットだけでは無く、様々な効能・効果が期待出来る健康食品です。

しかし先述したように、バターコーヒーは適切な材料を使って作らないと、肥満や不健康の原因になってしまいます。

ここからは、正しいバターコーヒーを作る為に必要な材料をご紹介します。

バターは「グラスフェッドバター」を使用

バターコーヒーでは、牛乳から作られる通常のバターは使いません。(通常のバターを使うと、中性脂肪が体内に蓄積されて肥満の原因になります)

バターコーヒーには「グラスフェッドバター」というバターを使用します。

グラスフェッドバターは「ギー」とも呼ばれる、牧草だけを餌にして飼育された牛から絞った牛乳を原料にしているバターです。

一般的なバターよりも濃い黄色をしており、独特の香りと上品でアッサリとした味わいが特徴です。

グラスフェッドバターは輸入食糧店や通信販売の他、スーパーでも比較的簡単に手に入ります。

MCTオイルでもOK!

グラスフェッドバターは独特の香りと味わいをしている為、苦手だと思う人は少なく無いです。

グラスフェッドバターの匂いや味が苦手な方は、MCTオイルでも代替え可能です。

MCTオイルは、ココナッツまたはアブラヤシの種子から「中鎖脂肪酸」のみを抽出したオイルです。

MCTオイルは無味無臭ですので、グラスフェッドバターよりも普段飲んでいるコーヒーの味に近いバターコーヒーが作れます。

コーヒー豆も「有機コーヒー」を使用

バターコーヒーは、コーヒー豆も特定の物を使わないと効果が出にくくなります。

バターコーヒーに使うコーヒー豆は、化学肥料や農薬を使っていない有機品を使用します。

有機栽培された上質なコーヒー豆を使う事で、コーヒーに含まれているポリフェノールが体内に取り込まれやすくなります。

コーヒー豆には浅煎り・中煎り・深煎りの3タイプがあります。

バターコーヒーに使うコーヒーは、コーヒーポリフェノール「クロロゲン酸」が豊富に含まれている浅煎りタイプを選びましょう。

ミルクを使う場合は「アーモンドミルク」を使用

バターコーヒーは、ブラックコーヒーにグラスフェッドバター(MCTオイル)を加えて作ります。

ブラックコーヒーが飲めない人は、アーモンドを原料にした植物性ミルク「アーモンドミルク」を加えて飲みましょう。

豆乳や牛乳を使うと、各食品に含まれているたんぱく質や脂質が優先的にエネルギーとして使われてしまいます。

ケトン体回路を阻害せずに働かせるには、脂肪分が少ないアーモンドミルクが最も適しています。

甘味が欲しい際は「蜂蜜」を使う

バターコーヒーはそのままでも仄かな甘味がありますが、コーヒーを甘くして飲みたい人は「蜂蜜」を加えると良いでしょう。

蜂蜜にも糖分が含まれていますが、健康に良いミネラル成分も豊富に含まれています。

少量で甘味が強く出るので、ケトン体回路の阻害も最小限で抑えられます。

バターコーヒーの作り方

正しい材料を知った上で、バターコーヒーを実際に作ってみましょう。

バターコーヒーの作り方は難しくありません。バターの量だけ注意すれば、誰でも簡単に作る事が出来ます。

バターコーヒーの材料

【1人前】
・ブラックコーヒー(※有機品の豆を使用):200ml
・グラスフェッドバター:10g(MCTオイルを使う場合は大さじ1)
・ミルクウォーマー
(※ミルク・甘味を加える場合)
・アーモンドミルク:適量
・蜂蜜:適量

バターコーヒーの作り方

(1)コーヒーを淹れる(※フレンチプレスかドリップで淹れる)
(2)カップの中にコーヒーを注ぐ
(3)グラスフェッドバターまたはMCTオイルを加える
(4)ミルクウォーマーでバター・オイルが乳化するまでコーヒーを混ぜる(ラテのような見た目になれば乳化されています)
(5)ミルクと甘味を入れたい場合は、カップに加えて軽く混ぜ合わせる

バターコーヒーダイエットの実践方法

正しいバターコーヒーが作れるようになったら、早速バターコーヒーの効果を実感してみましょう!

バターコーヒーを使うダイエット方法「バターコーヒーダイエット」は、成功する為に幾つかのルールを守る必要があります。

下記はバターコーヒーダイエットを実践する際に守るルールです。

是非とも参考にして頂き、減量や健康維持・美容にバターコーヒーを役立てて下さいね!

朝食代わりに飲む

バターコーヒーは、朝食と置き換えて飲みます。

昼食や夕食では無く朝食と置き換える事で、空腹の体に脂肪分が取り込まれてケトン体回路が働きやすくなります。

毎日1杯だけ飲む

バターコーヒーは、毎日1杯だけ飲みます。

2杯以上飲むと、脂肪分の過剰摂取で肥満になりやすくなります。

揚げ物やコーヒーで体調を崩しやすい人は要注意!

ダイエットと健康・美容に良いバターコーヒーですが、脂肪入りの食品で体調を崩しやすい人は要注意です。

揚げ物や脂分が多い食事で体調不良を起こしやすい人は、グラスフェッドバターやMCTオイルの量を半分にして始めると良いでしょう。

コーヒーのカフェインで体調を崩しやすい人は、ノンカフェインのコーヒー豆を使用すると体調を崩しにくいです。

ノンカフェインの有機コーヒー豆も、スーパーやコーヒー専門店で販売されています。

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