ここでは白米を炊くときにココナッツオイルを入れましょうと言う話を紹介します。僕も初めてこれを聞いた時はえっ!思いました。
なんでご飯炊くときにココナッツオイルを入れるの?その理由が分かりませんでした。
この手法はもともとアメリカの雑誌タイムに掲載されていたものです。タイムの中の記事によるとココナッツオイルを入れて白米を炊くことで摂取カロリーが50%軽減できると言うことなのです。
まず炊き上がった後のご飯1合(150グラム)のカロリーは約530カロリーです。ちなみに糖質は115グラムとべらぼうに高いです。
ご飯たった1合で530カロリーって言うのにもびっくりですがこれが半減となると265カロリーに抑えられると言うこと。
これが本当だとしたら革命だし習慣づける価値が充分あります。
なぜそんなことが可能なのか?具体的な炊き方を紹介していきます。
ココナッツオイルご飯で摂取カロリーを半減できる理由
もともと炊いたご飯にはデンプンが含まれてます。炊いたご飯にねばねばとした感触がありますよね?これがデンプンです。このデンプンがカロリー、糖質の元になってます。
なので白米のデンプンは体にとって悪物ってイメージを持ってください。血糖値をあげたり、脂肪を溜め込む元凶になり得ます。
一方、ココナッツオイルは栄養学的には脂質と言うくくりになる。一緒に炊くことでココナッツオイルの脂質が白米のデンプンに入り込んで消化しにくいデンプンに変化させる。
めんどくさいことに、この白米のデンプンは体に良くないくせに体内に吸収されやすいと言う性質があります。すぐに吸収されるがために太る元になるカロリーも血糖値を上げる元になる糖質もすぐに体内に取り込んでしまう。
だから太りやすいし、昼食に白米を食べると午後眠くなりやすい。
脂質が白米のデンプンを難消化性にさせるなら、もしかするとココナッツオイル以外の脂質でもその効果は得られると思うけど今はその話は置いといて、ココナッツオイルの場合は消化しにくいデンプンにする力が他の脂質に比べても大きいようです。
冷やご飯よりも効率的なココナッツオイルご飯
炭水化物は冷まして食べなさいのようなタイトルの本があります。これも今書いてきた話と通ずるもので、炭水化物を冷やして摂ることで体に吸収されにくくなると言う性質があります。
温かいご飯よりも冷やご飯、あったかい蕎麦よりざるそば、かけうどんよりもざるうどんのほうが摂取カロリーを下げて血糖値の上昇も減らせるから、より健康的であるわけです。
ただ世の中には冷えたご飯を好まない人もいます。僕だって寿司でない限り冷えたご飯を冷えたまま食べたくない。ざるうどんやざるそばはいいけどね。
そんな中ココナッツオイルで炊いたご飯は暖かい状態のまま消化されにくいデンプンの状態を維持すると言うことなのです。
ココナッツオイルご飯の炊き方
- 米の重さの3%のココナッツオイルを水と一緒にセットして炊く。
- 炊き上がって粗熱とれたら冷蔵庫に最低12時間おく。
- 置いた後すぐに食べる場合はレンジか湯煎で温める。すぐに食べない場合はそのまま冷凍して大丈夫。
炊いた後に冷蔵庫で冷やす工程を経ることで、白米のデンプンの吸収率を下げる難消化性レジスタントスターチを大幅に増やす。冷蔵庫で冷やさないとココナッツオイルご飯の真の効果が発揮されない。
それじゃあ炊き立てのご飯食べれないではないか!?真の効果は発揮されないけど食べていけないと言うわけではないので余った分だけ冷やしてあげればいいと思います。
ご飯を炊く量ごとのココナッツオイルの分量は下記。
米 | 1合=150g | 2合=300g | 3合=450g |
ココナッツオイル | 4.5g (小さじ1) | 9g (小さじ2) | 13.5g (大さじ1) |
ココナッツオイルご飯のメリット
- 手軽だから習慣化しやすい
- ココナッツオイル自体の良質な脂質を娘たちの体に仕込ませることができる
- 摂取カロリーと糖質の吸収を減らせるなんて最高
- 白米を娘たちに大量にぶちこむ嫁への対抗策として大変効果的
- どんぶり飯への罪悪感が減る
白米の頭の吸収を抑えるために寒天ご飯も紹介しましたが、コスパと手間のかからなさでいえば、ココナッツオイルご飯に軍配が上がるかなと思います。
寒天ご飯の場合寒天を水洗いして、その後に水に戻す時間があるから。工程的にはココナッツオイルご飯の方が圧倒的に習慣化しやすいですね。
また健康意識の高い人はご存知だと思いますがココナッツオイルは中鎖脂肪酸と言う脂質の種類で、、、まあ脂肪の名前はどうでもいいんですが、体にとって有用な働きをしてくれる良質な油です。
それを嫁や娘たちに内緒で身体の中に仕込ませることができるのは夫冥利に尽きるというべきか。大変心地の良いものです。何せ「ご飯に何か入れた?」とかめんどくさいこと言われなくて済むのですから。。
その上、摂取カロリーと糖質の吸収を減らせるなんて最高ではありませんか?僕の嫁は昔ながらの考えから変わらず、朝昼晩しっかり白米を娘たちに食べさせます。心の中で僕は嫁に対して「朝からそんな白米食べさせないでくれよー」と抵抗するんですがそんな声も虚しく完食させます。
1歳の娘に朝昼晩と80グラムずつの白米、、、合計240グラムで白米だけで総カロリー850カロリー。。。将来デブるわ!こんなこと強気な態度で嫁に言ったら離婚確定です。慎重な家族会議で相談すべき事項です。
それがですよ!嫁への相談なしでこのカロリーを半減できる!最高すぎる。僕的にはこのことが今後生きていく中で非常に収穫のあったことだと思いました。
後はどんぶり飯への抵抗感がなくなると言うことですかね。家にいるときの昼食にどんぶり飯を食べたいと思っても白米の体への負担を考えるとどうしても敬遠してしまってたんですよね。ココナッツオイルで炊くことによってその抵抗感が少しでも緩和できるのはこれまた高ポイントです。
ご飯を冷蔵保存すると劣化が早まるのでは?
冷蔵保存を炊くなら分かると思いますが一般的にご飯を冷蔵保存するとご飯の中のデンプン質が劣化してすぐに美味しくなくなると言うのを聞いたことがあるでしょう。
普通のご飯ならその通りです。でも幸いなことにココナッツオイルごはんには当てはまりません。
なぜならココナッツオイルを入れて炊いた時点でデンプン質にココナッツオイルの脂質が入り込んでいわばオイルが白米をコーティングする役割をしているから、低温によるデンプンの劣化を守ってくれます。