オートミールは穀物の中で食物繊維が豊富に含まれており、植物性タンパク質・カルシウム・鉄分・ビタミンB1・ビタミンEなどの栄養が豊富であるため、ダイエットや美容に注目されていています。
また和・洋・中やスイーツなど様々なアレンジができる食品でもあります。
オートミールは高温多湿を嫌うので、保存の仕方が悪いとカビが生える・ダニが湧くリスクがあります。
特にコストコなどの大容量のオートミールは要注意です。この記事ではオートミールは常温保存・冷蔵保存・冷凍保存のどれが適しているのかをご紹介します。
オートミールの保存方法
オートミールは常温で保存して大丈夫?
オートミールの袋の後ろの保存方法には「保存方法は直射日光、高温多湿を避けて常温で保存」と表記されていますがこれはあくまでも未開封の状態に限ります。
開封後も常温保存でも大丈夫ですが保存方法を間違えるとカビが生えたり、ダニが湧いてしまうことがあります。
開封後はチャック付きのパウチのものはしっかり閉めて、そうでないものは輪ゴムや洗濯ばさみで止めるようなことはせずに、密封できる容器やジップロックに詰め替えて、直射日光のあたらない日陰での常温保存です。
また季節にも気を付けてほしいです。特に夏はオートミールが嫌う高温多湿の季節なので常温保存が不安であれば、冷蔵保存・冷凍保存にしましょう。
常温保管日数の目安
オートミールの常温保存での保存期間は未開封の場合、約1年。開封後は季節にもよりますが、寒い時期でも1カ月以内に食べきるのがベストです。
オートミールの冷蔵保存は冷蔵室と野菜室どっちがいい?
オートミールを冷蔵庫で保存する場合に冷蔵室か野菜室のどっちがいいのかというと、冷蔵室です。
なぜならば野菜室は冷蔵室に比べ、野菜の鮮度を保ちやすくするために少し湿度が高くなるようにされています。
湿気を嫌うオートミールはできるだけ湿気の少ない冷凍室に入れておくのがベストでしょう。
また、冷蔵保存は外気の気温の差で結露ができやすく、結露ができるとカビが生えやすい環境になってしまうため注意が必要です。
食べる分を小分けにして冷凍保存すると結露対策ができるのでおすすめです。
冷蔵保存ならダニの発生抑えられる?
ダニの繁殖しやすい環境は高温多湿・餌がある・潜って卵をうめる環境があるところです。ダニは温度10度以下、湿度50%以下の場所では繁殖しにくいので、冷蔵保存でかつ密閉されているとダニの発生を抑えることができます。
冷蔵保管日数の目安
オートミールの冷蔵保存での保存期間は未開封の場合、約1年~2年、開封後は1カ月以内に食べきってください
オートミールは冷凍保存できる?
オートミールは冷凍保存もできます。また常温保存や冷蔵保存に比べ、長く保存することができます。
また冷凍保存は冷蔵保存と同様に外気との温度の差で結露ができやすく、結露ができるとカビが生えやすい環境になってしまうため注意が必要です。食べる分を小分けにして冷凍保存すると結露対策ができます。
冷凍庫で保存する場合は、ジッパー式の食品保存袋に1食分ずつ入れて、空気を抜く。冷凍庫に入れる際にオートミールを入れた袋を金属トレーに載せると急速冷凍されます。
冷凍保管日数の目安
オートミールの冷凍保存での保存期間は未開封・開封後も約1年です。
オートミール保存方法まとめ
保存方法 | 保存期間 | 保存上の注意点 |
---|---|---|
未開封 | 常温で約1年 | 高温多湿を避ける |
開封済み | 常温で約1ヶ月 | 冷蔵庫や冷凍庫で保存 |
冷蔵保存 | 約1ヶ月 | 結露を防ぐ |
冷凍保存 | 約1年 | 急速冷凍する |
上記のとおり、オートミールの保存方法は、未開封と開封済みによって異なります。未開封の場合は、常温で保存できますが、開封済みの場合は、冷蔵庫や冷凍庫で保存するのがおすすめです。
冷蔵保存する場合は、結露を防ぐために、できるだけオートミールが空気に触れないよう密閉して保存しましょう。冷凍保存する場合は、急速冷凍することで、よりおいしい状態で冷凍できます。
オートミールの賞味期限
オートミールの賞味期限は長いです。オーツ麦は硬い雑皮に包まれているからほとんど酸化しないようです。ただしこの雑皮が取り除かれていると酸化のスピードが早まるので注意です。
オートミールの腐っているかの見分け方
オートミールは乾燥した状態で保存されていれば腐ることはほぼないですが、湿気てしまうとカビが生えたり、ダニが湧いてしまいやすくなります。
オートミールが腐っている場合は、見た目・臭いで判断します。見た目は、全体的に黒ずんでいたり茶色っぽくなっていたりします。ダニなどは小さいため、見えにくく黒い点々がダニの場合があります。
ですがオーガニックのオートミールで加工中に焦げた黒や茶色っぽいものが混ざっていたり、ほかで栽培されている野菜の種が混ざっていることがあるため、よく観察してみてください。
臭いはすっぱいにおいや、かび臭いにおいがしてわかりやすいです。カビがはえているなと思う場合は食べずにすぐ捨ててください。
オートミールをお弁当に入れるのも、水分が多く含まれている状態のため微生物が繁殖しやすく腐りやすいです。もともとドロドロしていますが、異常に粘り気を感じる場合は、口にせずすぐに捨ててください。
まとめ
オートミールは高温多湿を嫌い、保存方法を誤るとカビが発生しやすく、ダニもわきやすい食品です。
基本は常温で高温多湿・直射日光を避けて開封後はしっかりと密封した状態で保存ですが、夏場などは高温多湿の季節なので冷蔵保存か冷凍保存が安心安全です。
もし冷蔵保存・冷凍保存する場合には結露対策もかねて小分けにして密封した状態で保存するといいです。