ご飯のおかずに茶碗蒸しやシュウマイ、デザートに蒸しパンを作りたいけど蒸し器がない、ということがありますよね。
蒸し器は収納の場所をとるしそんなに頻繁には使わないから、蒸し器を持っていない人もいます。
実は、蒸し器がなくても蒸し料理が作れる方法があります!
蒸し器の代用でザルを使うと蒸し料理ができますよ。
どんなザルが蒸し器の代用に適しているのか、余すことなくご紹介させていただきます。
蒸し器はないけれど蒸し料理が作りたい、ザルならあるという人は必見です。
蒸し器の代用になるザルの条件
蒸し器はないけど蒸し料理が作りたい、という人には蒸し器の代用としてザルがおすすめです。
一口でザルといっても、いろんな種類の素材でできたザルがありますよね。
金属製か竹製
蒸し器の代用に適したザルは金属製や竹のザルです。
金属製のザルや竹ザルは耐久性があり熱に強いので、加熱が必要とされる蒸し器の代用にぴったりです。
プラスチック製のザルは加熱時に溶けてしまう危険性があるので、使用は控えてください。
取手付き
また蒸し器の代用にザルを使う際に、鍋の中にザルを入れて使うため、ザルの両脇に取っ手が付いているタイプがさらにおすすめです。
鍋のふちにザルの取っ手を掛けることができて、取っ手がないタイプよりも使いやすいです。
料理によって形状を使い分ける
ザルの形状もお椀型と平型がありますが、蒸す料理によって使い分けるのが良いでしょう。
以下がそれぞれの形状に合った料理例です。
お椀型
食材がくっつかない料理
- 野菜
- おこわなどのご飯類
- 肉・魚介
平型
食材がそれぞれくっついてしまうもの
- シュウマイ
- 蒸しパン
せっかくつくった料理が隣どうしでくっついてしまって、形が崩れてしまうのは残念ですよね。
料理の種類によってザルの形状を変えれば、くっついてしまう心配もなく、料理を楽しめますのでぜひ使ってみてください。
蒸し器の代用で重宝するザルの使い方のコツ
蒸し器の代用でザルを使うときは、実際どのようにして使ったらいいのか迷いますよね。
蒸し器の代用でザルを使う場合、いくつか方法があるのですが今回はおすすめ2つをご紹介します。
≪おすすめその1:ザル・鍋・耐熱皿≫
使い方は以下の通りです。
- 鍋の底に耐熱皿を裏にして置きザルを置く土台を作る
- 蒸かすための水を入れて沸騰させる
- 耐熱皿で作った土台の上にザルを置きザルの中に食材を入れて蓋をする
≪おすすめその2:ザル・鍋・アルミホイル≫
使い方は以下の通りです。
- 鍋底に蒸すための水を入れて沸騰させる
- 沸騰したお湯の中にアルミホイルを丸め鍋底にしずめる
- アルミホイルの上にザルを置き食材をザルの中にいれる
水を入れるとき土台よりも上まで入れてしまうと、ザルの中の食材に水が付いてしまうため、水が土台よりも下になるようにしてください。
あまり水が少ないと蒸している間に水分が蒸発してしまって、鍋が空焚きになってしまい大変危険です。
ときどきなべの中の水分を確認して、少ない場合は水を足してくださいね。
ザル以外の蒸し器のオススメ代用品3選
蒸し器の代用にザルをご紹介しましたが、ザルに入らないものを蒸かしたい場合やザルを使ってしまっている場合もあります。
ザル以外で蒸し器の代用になる調理器が実はあり、フライパン・深めの鍋・電子レンジです。
それぞれ使い方をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
フライパン
フライパンを蒸し器として使うときは、アルミホイルやクッキングシートで食材を包み、フライパンに水を入れて蒸かします。
このとき食材に水がつかないように、アルミホイルやクッキングシートでしっかり包んでくださいね。
温野菜や魚を蒸す料理を作るのに、おすすめの代用です。
また、浅めのココットなどでしたら、フライパンに水を入れてそのままココットを入れても、蒸し器の代用としてできます。
フライパンの深さにもよりますが、プリンや茶碗蒸しに最適です。
深めの鍋
深めの鍋を蒸し器の代用で使うときは、耐熱容器や金属製の高さがあるものを土台として、鍋の中に置きます。
土台の上に食材を置いた浅い金属製のバットや耐熱皿をのせて蒸かします。
フライパンでは浅くて蓋が閉まらない、というような食材などに使うのがおすすめです。
電子レンジ
簡単に電子レンジででも蒸し器の代用は可能です。
耐熱性のジップバックやシリコンケースなどに、食材と少量の水を入れて、電子レンジで加熱します。
ジップバックやシリコンケースでは、野菜などで蒸し野菜を作るのにむいています。
電子レンジでも鉄板を使ってオーブンで蒸す場合は、鉄粉に十分な水を入れます。
その後にアルミホイルやクッキングシートで包んだ食材や、アルミホイルでふたをしたココットなどを鉄板にのせて蒸かします。
蒸し器の代用品で蒸すときの注意点
蒸し器の代用を使うときに注意する点が4つあります。
- 火加減
- 水加減
- ふた
- 土台
火加減
鍋やフライパンに水を入れたときは、強火で水を沸騰させますが、沸騰後は必ず弱火にしてください。
弱火にすることで一定の温度を保つことができ、おいしく食材を蒸かせます。
水加減
鍋やフライパンに水を入れたとき、入れすぎてしまうと水は沸騰すると体積が増えるので、食材が濡れてしまいます。
また少なすぎても空焚きしやすくなってしますので、大変危険であり注意が必要です。
水を入れるときにやや少なめにして、時々水が少なくなっていないか様子を見て、少ない場合は足すと良いでしょう。
ふた
ふたについた水分によって食材が濡れてしまうのが気になる場合は、ふたの内側に布巾をまきつけて使うことで防げます。
中華まんや蒸しパンなどを蒸すときは、布巾をあてるのがおすすめです。
土台
鍋やフライパンの中に置いたお皿やバットの土台が、グラグラとしていて不安定にならないものを選びましょう。
グラグラしていると蒸しているときに食材をのせた皿などが傾き、水に付いてしまう可能性があるので注意してください。
まとめ
- 蒸し器の代用に向いているザルは、金属製か竹ザルである
- 使い方は鍋に土台となる耐熱の容器やまるめたアルミホイルを入れてその上に食材をのせる
- フライパンや・深めの鍋・電子レンジも蒸し器の代用になる
今回は蒸し器の代用にザルが使え、おすすめのザルやその他の調理器具についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
蒸し器がなくても他の物で代用して、蒸し料理ができると料理の幅も広がって大変便利ですよね。
ぜひ一度蒸し器の代用を使って、蒸し料理にチャレンジしてみてくださいね。