はちみつを毎日舐めてもいい?
皆さんは普段はちみつを食べる習慣はありますか?
綺麗な黄色の、トロっとした甘いはちみつは、とても美味しいですよね。
健康を意識して、ヨーグルトに入れたり、料理にプラスしたりして、積極的に摂られている方もいらっしゃると思います。
ここでは、はちみつに纏わる疑問・注意点について、お伝えしていきたいと思います。
毎日でも良いが摂取量に注意
身体にいい効果をもたらすはちみつですが、食べ過ぎには注意が必要です。
はちみつは甘く、中性脂肪を含んでいるため肥満になりやすい食べ物なのです。
食べ過ぎないために、1日大さじ1杯のはちみつを摂取するのが理想的です。
はちみつを舐め過ぎるとどうなる?
はちみつを食べ過ぎると、中性脂肪が含まれているため肥満のリスクがあります。
また、はちみつの中には腸内環境を整えてくれるグルコン酸が存在しています。
摂りすぎにより、その作用が過剰に働いてしまい、腹痛や下痢の症状を起こすリスクがあるのです。
健康に悪影響を与える可能性があるため、摂りすぎには注意しましょう。
はちみつを舐める際の注意点
先ほどのはちみつを食べ過ぎると腹痛や下痢・肥満の症状を起こすリスクがあるということでしたが、怖いと思ってしまう方も多数いらっしゃるのではないでしょうか?
次のことに注意すれば、安心してはちみつを摂取していただくことが出来ますよ。
一度に摂取しない
一度にたくさん摂取することで、身体に悪影響を及ぼす可能性があるため、1回につき大さじ1杯を目安として、1日3回までの摂取をお勧めします。
1日40gまでであれば、身体への影響は起こりにくいと研究で報告されています。
何事も食べ過ぎには注意が必要ですよね。
加熱しない
加熱することで、はちみつの成分や栄養を失ってしまい、はちみつ本来の栄養を取り入れなくなってしまうのです。
しかし、実際のところ安全面を考慮して加熱して9割の商品が過熱されているとのこと。
生はちみつを摂取するのは、専門店に足を運ばないと手に入れることは難しいということがわかりますね。
1歳未満には絶対与えてはいけない
1歳未満のお子様には、はちみつは絶対に与えないでください。
なぜなら、はちみつにはボツリヌス菌が含まれており、免疫力が低い乳児は、乳児ボツリヌス菌症に罹りやすく命を落とす危険性が高いからです。
ボツリヌス菌は熱に強いため、加工したり、熱を加えても死滅することはありません。
なので、1歳未満のお子様には、与えないように注意してくださいね。
はちみつの栄養素
実は、はちみつには花の種類や風味の違いにより、栄養素は約300種類以上存在しているとのこと。
あの身近なはちみつに、こんなに種類があったのか!とびっくりしてしまいますよね。
代表的なものに抗菌・殺菌作用のあるマヌカハニーがあり、風邪予防としてご存じの方もいらっしゃると思います。
値段は、安価なものから高価なものまであり、お手頃価格からお試しすることが出来ますよ。
生はちみつは、非加熱または40℃以下の加熱されたもののことをいいます。
生はちみつは専門店で購入することができ、無添加なので安心して摂取することが出来ますね。
はちみつを毎日摂取したときの効能
あなたは、はちみつに対してどんなイメージがありますか?
はちみつには、甘いイメージはもちろん、嬉しい健康効果がたくさんあります。
はちみつがもたらすメリットについて、まとめてみました。
美肌効果
はちみつには、様々な美肌効果があり、その優れた特性を活かしたはちみつ入りの化粧品も販売されていますね。
ビタミンBにより皮膚の再生を促し、肌を綺麗に保つ効果やポリフェノール・ビタミンC・プロリン・ミネラルなどによる抗酸化作用により期待出来る美白効果があります。
嬉しい美肌効果ばかりのはちみつを年中ストックにしておきたいものですね。
ダイエット効果
はちみつでダイエットなんて信じられない!と思う方もいらっしゃると思いますが、実はあのはちみつでダイエットが出来るんです!
はちみつはGI値が低く、寝る前に大さじ1杯のはちみつを摂取すると、寝ているうちに脂肪を燃焼させる作用があるとのこと。
寝ているうちに脂肪を燃焼させてくれる魔法のようなはちみつ…嬉しい限りですね。
実際にはちみつダイエットした方が、ダイエット成功の報告を続々とブログに発信されています。
便秘改善
ヨーグルトにはちみつをプラスすることで、はちみつに含まれるオリゴ糖とヨーグルトに含まれるビフィズス菌による相乗効果により、腸内環境が整い便秘が改善することがわかっています。
身体の調子がよくなったと言っている方もおられるほど、便秘の方にはぜひ試していただきたいものです。
免疫力アップ
ビタミンは、昔から風邪予防にいいと言われていますよね。
実際に、はちみつに含まれるビタミンB₁・ビタミンB₂・ビタミンCには、免疫力を向上させる作用があり、風邪予防として効果が期待出来ます。
レモンをはちみつ漬けにしておくと、紅茶やジュース・お酒などに入れて、美味しく味わいながら免疫力を高めることが出来ますね。
抗炎症作用
口内炎などの炎症を予防したり、口内炎などの痛みを和らげたりといった抗炎症作用があります。
一旦、口内炎を生じると、痛みは辛く、治るまでしばらく時間がかかりますよね。
病院にかからなくても、はちみつの抗炎症作用を活用して、自宅で対処してみてはいかがでしょうか?
脳の活性化
ブドウ糖であるはちみつには、疲労を回復させる作用もあります。
はちみつは消化分解することがないため、脳や筋肉の活性化に速効性をもっているのです。
会議や勉強する前に1杯コーヒーや紅茶などの中に、砂糖代わりにはちみつを入れて飲用するだけで、頭もすっきり・集中したい時に最適ですね。
はちみつと一緒に食べることで美味しさ倍増の食べ物
そのままはちみつだけ食べても美味しいのですが、はちみつとセットで食べるとより美味しくなるものは、なんでしょうか?
お勧めの相性の良い食べ物をあげてみました。
ぜひ参考にして、試してみてくださいね。
レモン
酸っぱいレモンですが、はちみつに浸けることで甘酸っぱくて美味しいですよね。
疲れた時に一囓りすると、さっぱりしてリフレッシュできるはちみつレモンです!
買ってきたレモンをスライスして、滅菌した容器に入れ、はちみつと交互に入れて、1日以上浸けておくだけで、はちみつレモンの完成です。
そのまま食べたり、炭酸水や水で割るとお手軽なはちみつレモンドリンクを作ることが出来ますよ。
シナモン
シナモンといえば、甘い良い匂いのスパイスというイメージがありますが、実は抗炎症・抗酸化・心臓疾患などに対する作用があり、古くから使用されているスパイスになります。
はちみつにも様々なメリットがあるため、はちみつと一緒に摂取することで、相乗効果は倍以上!
ぜひとも、はちみつとシナモンの相乗効果を取り入れて、健康的な身体作りを目指しましょう。
ヨーグルト
無糖のヨーグルトでも、はちみつをかけて食べることで、はちみつの甘さで美味しさでいっぱいにしてくれますよ。
朝食のデザートや小腹が空いた時に食べるのをお勧めします。
はちみつに関するよくある質問
はちみつに関して、よく聞かれる質問についてピックアップしてみました。
はちみつは1日の中でいつ摂取するのが効果的?
朝に摂取すると、ブドウ糖であるはちみつは脳や筋肉を活性化するため、元気よく過ごすことが期待出来ます。
ダイエット目的であれば、寝る1時間前に摂取することで満足感を得ることができ、また寝ているうちに脂肪燃焼作用をもたらしてくれるでしょう。
白く固まったはちみつは食べられる?
白く固まることを結晶化と言いますが、健康に悪影響を及ぼすことなく摂取していただくことが出来ます。
そのまま食べたり、湯煎をして溶かすことで摂取することが出来ますよ。
ただし、高温で加熱することにより、風味や成分が失われてしまうため、必ず約60℃程度のお湯で温めて溶かすようにしてくださいね。
はちみつに賞味期限はある?
加工されたものと天然のものにより、賞味期限は変わってきます。
メーカーによっても異なるため、美味しいはちみつをいただくには、必ず賞味期限のチェックをしてから購入するようにしましょう。
非加熱の天然物の蜂蜜であれば、多少賞味期限が切れててもお腹を下したりする事はほぼないと言っても良いでしょう。
実際、私は非加熱の蜂蜜で1年以上賞味期限切れのはちみつをなめて具合が悪くなったことはありません。
はちみつは加熱しても大丈夫?
60℃程度以上で加熱すると、せっかくの美味しさの成分や栄養・風味を損なってしまい、せっかくのはちみつが勿体ないです
できる限りそのまま食べることをお勧めします。
私なら加熱するなら、そもそも加熱してある蜂蜜を買ってそれを使います。さすがに非加熱の高価な蜂蜜を加熱するのは、そのはちみつを買った意味がないと思ってしまうのです。
開封後は冷蔵庫に入れるべき?
はちみつは、常温で保存することが出来ます。
逆に冷蔵庫のような低温で保存することにより、白く硬くなる結晶化を起こしてしまいます。
はちみつを結晶化させないためには、日陰の高温多湿ではないところで管理することで、品質を落とさず美味しいはちみつをキープすることが出来ます。
それに常温で保存しておいても良い蜂蜜をわざわざスペースが限られている冷蔵庫にしまってしまうのはスペース的にもったいないです。
以上、はちみつについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
きっと、はちみつの魅力に気が付き、今から取り入れようという気持ちになっているのではないでしょうか。
健康的な甘さのはちみつを食生活に取り入れて、生活習慣をより豊かなものにしていきましょう。