北海道の郷土料理の一つである「ルイベ」。さらにそのルイベを特製のタレに漬け込んだものが「ルイベ漬け」です。
トロトロととろける独特の食感が特徴のルイベ漬けは、ご飯のおかず、お酒のおつまみにもよく合い、北海道を訪れたら必ず食べたい料理の一つ。
この記事では、そんなルイベ漬けの概要と作り方、市販のものでおすすめのルイベ漬けについて、詳しく紹介していきます。
ルイベ漬けとは?
北海道のご当地グルメとして知られるルイベ漬け。新鮮な鮭やイクラを特製のタレに漬け込んで作る料理です。
さまざまな水産加工メーカーがルイベ漬けを製造・発売していますが、「ルイベ漬け」や「鮭のルイベ漬け」といった商品で商標を取得している佐藤水産株式会社の製品が有名です。
ルイベとは何か?
そもそもルイベとは、鮭やマスなどの新鮮な魚を冷凍し、凍ったまま削って刺身にする料理です。
凍っているため、口の中で溶けていく食感を楽しめる珍味としても知られています。
元々は北海道に暮らしていたアイヌの人々が、秋にたくさん漁れる鮭を雪の中に埋めて冷凍し、凍ったまま薄く切って食べていたのが始まりです。北海道の長く厳しい冬における、重要なたんぱく源として重宝されていました。
ちなみに、ルイベという名前もアイヌ語からきており、「ル」は溶ける、「イベ」は食料という味があります。
サーモンのルイベ漬けの作り方
刺身用のサーモンを使って、ルイベ漬け風を作ってみましょう。ご家庭でも簡単に、北海道の味が体感できます。
やったほうが良い下ごしらえ、作り方の手順について紹介します。
サーモンのルイベ漬け風の下ごしらえ
サーモンの下ごしらえ
- サーモンに塩をふりかけて10分ほど置く
- 一口大に切り分ける
タレの下ごしらえ
- 醤油、みりん、料理酒を鍋に入れて中火にかける
- 沸騰したら、冷ます
サーモンとタレが準備できたら、これだけで下ごしらえは完了です!
サーモンのルイベ漬けの作り方
下ごしらえが済んだら、さっそくサーモンのルイベ漬け風を作っていきましょう。作り方の手順は以下の通りです。
作り方の手順
- サーモンをタレに漬け込む
- 冷蔵庫に入れて、2時間冷やす
- サーモンにイクラを加えて和える
たったこれだけで、美味しいサーモンのルイベ漬け風の完成です!
ルイベ漬けの美味しい食べ方
そのまま食べても十分美味しいルイベ漬けですが、料理のトッピングなどに使うのもおすすめ。ルイベ漬けは和洋を問わず、色々な料理とよく合うのです。
ルイベ漬けの美味しい食べ方をいくつかご紹介します。
ルイベ漬けの食べ方の例
- ご飯に乗せてルイベ漬け丼に
- サラダのトッピングにしてルイベ漬けサラダに
- パスタの具材にしてルイベ漬けパスタに
- ライスペーパーにくるんでルイベ漬け生春巻きに
- フランスパンに乗せてルイベ漬けブルスケッタに
市販のおすすめルイベ漬け
ルイベ漬け風ならご家庭でも簡単に作れるものの、どうせなら本場の味が食べてみたいですよね。
アンテナショップやECサイト、またはふるさと納税などで、北海道のルイベ漬けを購入することができます。
おすすめの商品を二つ紹介します。
佐藤水産「鮭ルイベ漬」
北海道札幌市に本社を置き、石狩に自社工場を二つ持つ佐藤水産の一番のベストセラーが、この「鮭ルイベ漬」です。
北海道産の鮭とイクラが特製の鮭醤油ダレに漬け込まれており、濃厚な旨味ととろけるような食感のハーモニーがたまらない一品です。
さまざまな分量で売られていますが、まずは味見してみたいという人は、一番小さい150gカップ入り(1,390円)を試してみましょう。
東京都内では、アンテナショップや羽田空港で購入することができます。ふるさと納税でも入手可能なので、ふるさと納税利用予定の人はぜひチェックしてみてください。
海夢「氷頭の冬鯹」
海夢は、札幌にある北海道海産物の店です。海夢のルイベ漬けは「氷頭」という鮭の特殊部位(頭の軟骨)を使っており、絶妙な塩加減とコリコリとした食感がクセになる逸品です。
こちらはオンラインショップで購入することができます。amazonでは、1つ(100g)1660円で販売されています。