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「大学いも」は名前の由来が多数!?未だに不明の語源と起源・美味しい大学いもレシピ

食の知識

甘い蜜と香ばしい黒胡麻が揚げたさつまいもに絡まっている、日本人に馴染み深い「大学いも」。

子どもから大人まで好きな人が多いロングセラーのお菓子ですが、何故「大学いも」という名前が付けられているのでしょうか?

実は大学いもは語源に説が多数あります。さらに起源についても定まっていない、ミステリアスなお菓子です。

今記事では大学いもの名前の由来にどのような説があるのか、作られ始めた起源と美味しい大学いものレシピも交えてご紹介します。

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「大学いも」とは?

大学いもは、乱切りにしたサツマイモを揚げてから、砂糖や醤油を合わせて作る「蜜」と黒胡麻を絡めて作るお菓子です。

蜜が表面で飴のように固まっているサツマイモのパリパリした食感に、黒胡麻の香ばしさが加わっている事が特徴です。

加えて、中はネットリとした舌触りをしています。蜜とサツマイモの絶妙な食感と甘みがクセになります。

説が多数ある!?大学いもの名前の由来

パリパリとした表面とネットリとした中の食感がクセになる大学いもですが、大学いもの名前の由来だとされている諸説は多数あります。

諸説は非常に多いですが、どの諸説も根拠が無いので真相は不明です。

下記は、大学いもの名前の由来だとされる諸説の一例です。

1:大学生の間で流行っていたから

語源の由来とされている1つ目の説は「大学生の間で流行っていたお菓子だから」というものです。

大学いもは大正時代から昭和時代にかけて、学生が多い「学生街」で良く食べられていたお菓子だとされています。

語源の元になった学生街は、早稲田大学が近くにある高田馬場(東京都)・神田(東京都)・東京大学の赤門前など様々な場所が挙げられています。

ただし、いずれの場所も実際に学生の間で大学いもが流行っていたという明確な根拠がありません。

2:大学生が売っていたから

大学いもの名前の由来だといわれている説の2つ目は「大学生が売っていたお菓子だから」です。

貧乏な大学生が学費を稼ぐ為に大学いもを売っていたという内容ですが、こちらも具体的な根拠がありません。

3:大学の前にある甘味屋が作ったお菓子だから

大学いもの語源に関する説に、東京大学の赤門前にあった甘味屋「三河屋」が発案して大学生向けに販売していたからというものもあります。

三河屋の女性店員が「大学生に食べて貰いたい」という理由で大学いもを考案し、東京大学に通う大学生に売っていたという説です。

こちらの説が最も有力だとされています。三河屋は昭和15年に廃業していますが、東京都台東区に三河屋で修行した店主が開業した「味の良太郎」という専門店があります。

味の良太郎では焼き芋の他に、三河屋が作った大学いもが現在も販売されています。

大学いもは中国料理が起源!?

名前の由来に説が数多くある「大学いも」ですが、作られ始めた起源も明確ではありません。

名前の由来の説では「日本人が考案した」というものが多く、大学いもは日本独自のお菓子であるとされています。

しかし中国にも、大学いもに酷似しているサツマイモのお菓子があります。

中国・北京にはサツマイモに飴を掛けて作る「拔絲白薯(バースーバイシュー)」という料理があります。

また同じ中国の洛陽・太原に「拔絲紅薯(バースーホンシュー)」、ハルビン・済南と台湾に「拔絲地瓜(バースーディーグワ)」というサツマイモの飴掛け料理があります。

上記の中国料理のいずれかが日本に広まったという説もあります。関西地方では大学いもを「中華ポテト」と呼んでいる地域が数多くあります。

おやつにピッタリ!「大学いも」のレシピ

語源と起源が未だに不明であるミステリアスなお菓子「大学いも」ですが、子どもから大人まで好きな人が多い美味しいお菓子です。

ここからは、おやつの時間に是非とも楽しんでいただきたい「大学いも」の手作りレシピをご紹介します。

大学いもの作り方は、とても簡単です。

レシピでは白糖を使っていますが、黒糖やハチミツに変えて作っても絶品です。

材料

【2人前】
サツマイモ:350g
水:500ml
塩:小さじ1
サラダ油:適量
白糖:大さじ5
みりん:大さじ2
濃口醤油:大さじ2分の1
黒胡麻(炒り):大さじ2分の1

作り方

(1)サツマイモを皮付きのまま乱切りにする
(2)ボウルに水を入れて塩を溶かす
(3)サツマイモを塩水に入れて5分間さらす
(4)サツマイモを塩水から出して、キッチンペーパーで水気を良く拭き取る
(5)サラダ油を、フライパンの底から4cm程の深さまで注ぎ入れる
(6)フライパンを火にかけて140度になるまで熱する。サツマイモを油に入れて竹串が刺さる程度の柔らかさまで(5分程度)揚げる
(7)サツマイモを油から取り出して、耐熱バットの上で5分間冷ます
(8)フライパンの油を180度になるまで熱する。サツマイモを油の中に入れて3分間揚げてから取り出し、油を良く切る
(9)別のフライパンに白糖・みりんを入れて中火で熱する
(10)大きく泡立ってきたら、濃口醤油を加えてひと煮たちさせてから火を止める
(11)揚げたサツマイモ・黒胡麻を加えて和える
(12)クッキングシートに広げて粗熱を取り、器に盛り付ける

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