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生薬にもなるスパイス「フェヌグリーク」とは?植物の生態と栽培方法・効能効果と料理の一例

レシピ

フェヌグリークという食品をご存知でしょうか?

輸入食料品店やスーパーのスパイス売り場に行くと、フェヌグリークは比較的簡単に手に入ります。

しかしどのような香辛料でどのような植物なのか、具体的に説明出来る人は少ないでしょう。

フェヌグリークは香辛料としてだけではなく、生薬や医療用ハーブとしても使用されている植物です。

今記事では、スパイスとしてだけではなく優れた薬効も持っている不思議な植物「フェヌグリーク」について詳しく解説します。

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フェヌグリークとは?

フェヌグリーク(フェネグリーク)は、地中海地方原産のマメ亜科の一年草です。

原産地である地中海近郊の他にアフリカ・インド・中近東でも生息していますが、日本では販売用に栽培されていません。

フェヌグリークのその他の特徴は、下記の通りです。

フェヌグリークの特徴

・名前の由来はラテン語で「ギリシアの馬草(まぐさ)」
・「メッチ」「メティー」「メディ」とも呼ばれる。中国では「胡廬巴(フールーパー)」とも呼ばれている(日本語では胡廬巴を「ころは」と読みます)。
・草は全体的に鮮やかな緑色をしている。枝分かれをしながら60cmの長さまで成長する。
・水はけの良い土壌を好み、寒さに非常に弱い(10度以下になると成育が止まる)
・4月~6月頃に黄色または白色の蝶形花を咲かせた後で、細長い豆果がなる。豆果から種子が採れる
・種子はメイプルシロップのような甘い香りをしているが、味は渋みと苦みがある。セロリに似た香りをしている場合もある
・古代エジプト時代から生薬として使用されており、古代の医学書「エーベルス・パピルス」にも登場する
・日本にも中国から生薬として伝わったが、現在は主にスパイスとして使用されている

フェヌグリークの育て方

フェヌグリークは日本では販売用に栽培されていませんが、自宅で育てる事が可能です。

栽培の際は日当たりの良い場所に置き、鉢植えまたは水耕栽培を用いて育てます。

フェヌグリークは気温が15度以上ある日(春から秋の間)に種まきを行います。

鉢植えと水耕栽培の方法は、それぞれ下記のように行います。

鉢植えで育てる場合

(1)種を半日から1日程度水に漬けてふやかしておく
(2)土を入れた鉢植えまたはプランターに5cm感覚で1cm程度の穴を開ける
(3)種を穴の中に入れて、土をかぶせて埋める
(4)ジョウロで水を掛けて土を湿らせる。直射日光が当たる場所に置いて発芽させる
(5)過湿にならないように土が乾いたら水やりを行って育てる。冬は10度以上にした室内に鉢植えを移動させて育てる

水耕栽培で育てる場合

(1)種を半日~1日間水に浸す
(2)種をザルに上げて水を良く切ってから、上部を麻布等で覆って暗所に置く
(3)種が発芽したら麻布を取り、水耕栽培用の容器に種を移す
(4)水と栄養液を容器に入れる。日当たりの良い場所に置き、種が乾燥しないように水やりと栄養液の交換を定期的に行いながら育てる

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フェヌグリークが持つ効果・効能について

フェヌグリークはスパイスとしてだけではなく、医療用ハーブまたは生薬として使用されています。

フェヌグリーヌを用いる事で期待出来る効能・効果は、下記のものがあります。

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健胃効果

フェヌグリークを摂取すると、食欲不振・胃の不快感・胃痛や胃もたれの改善に効果があるといわれています。

抗炎症作用

フェヌグリークには抗炎症作用があるともいわれています。特に気管支の炎症に効果があるとして漢方薬として用いられています。

内服すると口内炎・気管支炎・結核・慢性的な咳の緩和が期待できます。

さらに患部に潰したフェヌグリークの葉を塗ると、関節痛やリンパの腫れ等の消炎鎮痛させる湿布薬として役立ちます。

生活習慣病を防ぐ効果

フェヌグリークは血糖値やコレステロール・中性脂肪を下げる働きがあるといわれています。

血糖値・コレステロール・中性脂肪が下がる事で、生活習慣病である糖尿病・心筋梗塞・動脈硬化・脳卒中等の重篤な病気の発症予防が期待出来ます。

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女性特有の諸症状の緩和

フェヌグリークは性ホルモンを活性させる「ジオスゲニン」という成分を含んでいます。

ジオスゲニンは女性ホルモンのバランスを整える効果があります。女性特有の症状であるPMS(月経前症候群)や更年期障害・ヒステリーの症状を和らげます。

また明確ではありませんが、フェヌグリークは母乳の出を良くするという研究報告もあります。

フェヌグリークを使って作れる料理

様々な薬効を含んでおり生薬や医療用ハーブとして使われている「フェヌグリーク」ですが、スパイスとして様々な料理に入れて楽しむ事も出来ます。

下記はフェヌグリークを使って作れる料理の一例です。

カレー

カレーはフェヌグリークを使って作る料理の代表です。フェヌグリークの種子を砕いてカレーのスパイスに混ぜます。

フェヌグリークをカレーのスパイスに入れると、カレーに甘い香りとコクが加わります。

サラダ

フェヌグリークは種子だけでなく葉も食べる事が出来ます。

フェヌグリークの葉は野草に近い味で渋みが強いですが、メイプルシロップのような甘い香りとスパイス特有の刺激も感じる独特な味わいのサラダが楽しめます。

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サブジ(野菜の炒め煮)

フェヌグリークはインドの家庭料理「サブジ」にも良く使われています。

サブジは、じゃがいも・ブロッコリー・オクラ・カリフラワー・インゲン等の具を炒めてから、フェヌグリークの種・ターメリック・すりおろしたニンニクと生姜・クミンシード・塩・黒コショウ・ガラムマサラ等を合わせたスパイスを加えた水で煮込んで作ります。

スパイシーな味わいにフェヌグリークの甘い香りと風味が加わった、コク深くてクセになる一品料理です。

ハーブティー

フェヌグリークはハーブティーとしても楽しめます。

ティーポットにティースプーン1杯のフェヌグリークの種を入れてから、熱湯を注いで3~5分蒸らします。

フェヌグリークだけですと苦みが強い為、タンポポ茶やレモンバーム・カルダモン・バレリアン等の別のハーブを一緒に入れると飲みやすくなります。

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