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実がパイナップルにそっくり「アダン」とは?栄養素・食べ方は?

レシピ

果物は世界中に様々な種類の物があります。

日本では滅多に食べられない珍しい果物も多いですが、「アダンの実」もその1つです。

あなたはアダンの実をご存知でしょうか?

沖縄県に住んでいる方ならご存知でしょうが、本州や北海道で住んでいる方は「聞いた事も無い」と思われた方が多いでしょう。

アダンの実は、沖縄等で採れる南国の果物です。

今記事では、日本では未だ珍しい「アダン」の実と植物について、生態と実に含まれている栄養素・食べ方についてご紹介します。

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アダンとは?

アダン(阿檀)は沖縄県や亜熱帯・熱帯の国々の海岸に生えている低木植物です。

最大の特徴は実で、パイナップルのような見た目をしています。

アダンおよびアダンの実の主な特徴は、下記の通りです。

アダンの特徴

【アダンの木の特徴】
・タコノキ科タコノキ属の常緑植物。木の高さは2~4メートル
・野生種は日本の南西諸島(沖縄沿岸域・トカラ列島以南・奄美大島)の海岸近くに生息している
・岩石部に成育しており、非常に密集した群落を作る。マングローブに混生して成育している事もある
・太い枝をまばらに出して、支柱根(木の幹を支えているタコ足状の根)を下す
・枝は横に広がっている。葉が落ちると落ちた痕が輪状に広がる
・葉は固くて厚い。形状は線状披針形で切ると断面は三角形になる
・葉の縁と裏面の主脈(葉身の中央を縦に貫く太い葉脈)に2~8mmの棘が疎らに生えている
・異花被花の花が咲くが、萼と花冠が無い。開花時期も一定では無い(※日本では春~秋に開花する)
・寒さにやや強く、3℃まで耐えられる。潮風・乾燥にも強い
・開花してから2か月後に実がなる

【アダンの実の特徴】
・果実が寄り集まって塊になっている「集合果」(※イチゴやイチジクも集合果です)
・果実1つの大きさは長さ4~6cm・幅3~5cm。倒卵形で、先端が浅く6~8裂している。
・中心部分は繊維質で、核の部分は松の実のような白く柔らかくなっている
・集合果1個の大きさは15~20cm。パイナップルのように広楕円形の形をしている
・色もパイナップルに似ており、熟していない時は緑色だが熟すと黄赤色になる
・香りもパイナップルに似ている
・果肉は繊維質が多い
・タケノコ等に含まれている「シュウ酸塩」を含んでおり、完熟状態以外の場合はアク抜きをしないと、えぐみが強くて食べられない

余談ですが、ヤドカリの1種である「ヤシガニ」がアダンの実を好物にしています。野生のアダンの木の下にはヤシガニも多数生息しています。

アダンの木は栽培可能!

アダンの木は人工栽培をする事も可能です。

栽培する場合は、沖縄や小笠原諸島等では露地栽培も出来ますが基本的に鉢植えを使って行います。

水はけが良い腐植質の土に、発芽させたアダンの実もしくは株分けで増殖させたアダンの挿木を植えて育てます。

常に日当たりの良い場所に置いて栽培します。春~秋は室外の日当たりの良い場所に鉢植えを置き、冬は室内の日当たりの良い場所に置いて育てましょう。

水やりの際は、葉の間に水が溜まらないように注意します。

葉枯病に罹りやすい他にカイガラムシ・ハダニといった病虫も湧きやすいので、栽培する場合は手入れもしっかりと行いましょう。

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アダンの実に含まれる栄養素

アダンの実には健康に良い栄養素が豊富に含まれています。

下記はアダンの実に含まれている主な栄養素です。

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β-カロテン(ビタミンA)

アダンの実にはβ-カロテンが豊富に含まれています。

β-カロテンは体内に取り込まれると、ビタミンAに変換されます。

β-カロテンおよびビタミンAは人体の粘膜・皮膚・免疫機能を正常に保つ効果があります。

また視力を維持する為に必要不可欠な栄養素です。β-カロテン(ビタミンA)が不足すると、暗所で極度に視力が低下する病気「夜盲症」を患ってしまいます。

抗酸化作用もあり、体内で発生した活性酸素を取り除く事で老化の防止や動脈硬化の予防・がん等の進行を抑えます。

また粘膜を健康に保つ効果や骨の成長を促進させる効果、肌のカサつき・ニキビを予防する働き等も行います。

(参考元:わかさの秘密

ビタミンC

アダンの実にはビタミンCも豊富に含まれています。

ビタミンCはアスコルビン酸とも呼ばれる栄養素です。骨や腱等を結合させるコラーゲンの生成に必要不可欠です。

コラーゲンが不足すると血管がもろくなる他に貧血・筋肉現象・心臓障害・呼吸困難等を引き起こす「壊血病」になりやすくなります。

またビタミンCは毛細血管・歯・軟骨等を正常に保つ働きがあります。

皮膚のメラニン色素の生成抑制・ストレスや風邪等に対する抵抗力の強化も行います。

(参考元:健康長寿ネット

食物繊維

アダンの実の果肉は繊維質が多いです。繊維質が多い分、食物繊維が非常に多く含まれています。

食物繊維は便通を整えて便秘を防ぐ作用があります。

さらにナトリウム・脂質・糖等に吸着して体外に排出する事で、高血圧・肥満・糖尿病等を予防する働き等もあります。

便通を改善させるだけでなく、生活習慣病の予防効果も期待出来る栄養素です。

(参考元:e-ヘルスネット

アダンの実のアク抜き方法

アダンの実はβ-カロテン(ビタミンA)・ビタミンC・食物繊維が豊富に含まれていますが、生の状態ではえぐみ成分「シュウ酸塩」も含んでいます。

アダンの実は完熟の状態ですと生のまま食べられますが、完熟のアダンの実は非常に腐りやすいです。

沖縄や奄美大島等(通販でも購入可)でアダンの実を購入した際や栽培品から採取する際は、硬さが残っている状態の実をアク抜きしてから食べましょう。

アダンの実のアク抜きはペンチで果実を引き抜いてから、熱湯で良く茹でます。(食べる時は良く冷ましてから食べましょう)

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アダンの実の食べ方

アダンの実は繊維質が非常に多いです。食べる時は齧るのではなく、口に含んでしゃぶります。

アダンの実はパイナップルのような香りがしますが、甘味だけで非常に淡白な味をしています。

繊維質が強く味が殆どしませんが、栄養豊富なのでしっかりと果肉を食べて味わいましょう。

中心にある繊維部分は食べずに、口から出して残します。

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アダンは芯と新芽も食べられる!

アダンは果実を取り除いて残った芯と、葉の新芽も食べられます。

芯と新芽は果実と同じように、茹でてアク抜きをしてから料理に加えたり、天ぷら等にして食べます。

アダンの芯はレンコンのような食感をしています。味は実と同じく、甘味を感じる程度で殆ど無味です。

アダンの新芽は、1本のアダンの木から15cm程しか取れない希少な食材です。

(食べたい場合は、アダンの木を栽培すると簡単に採れるのでおススメです)

アダンの新芽も味が淡白ですが、こちらはタケノコのような食感と仄かな甘味が楽しめます。

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