みずみずしい生の食感が楽しめる刺身こんにゃくは、ゆでて食べる普通のこんにゃくとは違った食べ方が楽しめます。
本記事では、そんな刺身こんにゃくについて、普通のこんにゃくとの違いやおいしいいただき方などを紹介します。
刺身こんにゃくとは?
普通のこんにゃくよりも水分が多くツルッとした食感が特徴で、そのままでも食べることができるので「刺身こんにゃく」といわれており、刺身しょうゆや酢みそなどでおいしくいただけます。
刺身こんにゃくと普通のこんにゃくは何が違うの?
刺身こんにゃくは、普通のこんにゃくとどう違うのでしょうか?
この章では、刺身こんにゃくの原材料や食べ方について解説します。
原材料
通常こんにゃくの原材料はこんにゃく芋ですが、刺身こんにゃくは、原材料のこんにゃく芋から精粉(せいこ)にしたものを使います。
普通のこんにゃくよりも水分量が多くなるのが特徴です。
食感
普通のこんにゃくとは、水分量の違いが、そのまま食感の違いに反映されています。
普通のこんにゃくは、厚みがありシャキッとした歯応えが特徴ですが、刺身こんにゃくは、みずみずしく、ツルッとしており、そのまま刺身のように食べることができます。
食べ方
普通のこんにゃくは、アク抜きをしてゆでて食べるのが一般的です。
他方刺身こんにゃくは、アクはなく、そのまま食べることができます。刺身しょうゆや酢みそでおいしくいただけます。
刺身こんにゃくの作り方
刺身こんにゃくは、自分で作ることができます。
この章では、自分で刺身こんにゃくを作るための方法や切り方の手順を説明します。
今回は、刺身こんにゃく約250グラムを6〜7枚作る手順の紹介です。
刺身こんにゃくを作るために必要な材料と用具は次の通りです。
- 精粉(50グラム)
- 食用石灰
- 水
- ボール
- パット
- へら
- 泡立て器
次に手順です。
- 精粉を水に入れて泡立て器で混ぜます
- 混ぜながら、のり状になったらそのまま待ちます(約30分)
- 水で解いた食用石灰を2・3回に分けて流し込む
- パットにとって水平にならす(へらなどを使う)
- お湯を沸かした鍋で30分ほど煮る
- 冷水で冷やして完成
刺身こんにゃくの切り方
長方形のパッとから取り出したこんにゃくを、横向きにしながら中央を半分に折ると切りやすいでしょう。
そのまま転がして中央で切ると、後は包丁で削ぐ要領でスライスしていきます。
刺身こんにゃくを使った料理
刺身こんにゃく。上手にできましたか?
ここではおいしくいただく料理を3つ紹介します。
刺身こんにゃくのサラダ
刺身こんにゃくとカイワレやきゅうり、わかめ、またはトマトなどの組み合わせで、刺身こんにゃくのサラダができますよ。
歯触りもシャキシャキで、とてもヘルシーなサラダを楽しみましょう。
刺身こんにゃくのカルパッチョ
サーモンや、たいのお刺身でつくるカルパッチョに見立てて、刺身こんにゃくのカルパッチョをつくりましょう。
刺身こんにゃくを薄くスライスしてお皿に盛ったら、タマネギスライスを乗せて、お好み次第でサーモンや生ハムをトッピング。あとはオリーブオイルやでレッシングをかければ
刺身こんにゃくの和え物
酢みそ和えやゴマ和えの具材として刺身こんにゃくを加えると、その歯触りとの相性が抜群の和え物として楽しめます。
刺身こんにゃくのほかに、トマトやきゅうりを加えてもおいしい和え物になるでしょう。
刺身こんにゃくの保存方法
刺身こんにゃくは、普通のこんにゃくのように、水に浸した密閉容器に入れて冷蔵庫で保全する方法がベストでしょう。
いったん取り出したら、早めに召し上がるのがおすすめです。
刺身こんにゃくに関するQ&A
この章では、刺身こんにゃくに関してのよくある質問を整理して見ましたので、項目別に見ていきましょう。
刺身こんにゃくの栄養素は?
一般的にこんにゃくは、低カロリーで低糖質とされています。刺身こんにゃくの原材料はこんにゃく芋なので、そこにはカルシウムやミネラルが含まれます。
一般的に、刺身こんにゃく100グラムあたりの栄養成分は、エレルギー4キロカロリー、タンパク質0.1グラム、脂質0.1グラム、炭水化物2.3グラムです。
刺身こんにゃくの1日の適量
食物繊維の多い刺身こんにゃくを食べてもいい量について、一般的には普通のこんにゃくを比較対象にした場合、食べたとしても1日に1枚も食べれば多い方ではないでしょうか。
その量はおおよそ1枚あたり200〜250グラムほどで、約10キロカロリーといったところでしょう。
刺身こんにゃくについても、量とカロリーはほぼ同じと考えると、1食あたりに65〜85グラムが適量といえるでしょう。
刺身こんにゃくの売り場はどこ?
自分で作る以外に、刺身こんにゃくが買える場所は、スーパーのこんにゃくコーナーでしょう。
コンビニについては、定番として置いているところもあれば、ないところもあります。
また、ネットの通販で検索すると扱っているサイトもあるので、一度調べてみてもいいでしょう。
まとめ
刺身こんにゃくは、自分でも作れるし、市販品を購入することもできるのでとても手軽な食材です。
また、サラダやカルパッチョなどレシピの幅も広いので、自分だけの刺身こんにゃくをアレンジしてもいいかもしれませんね。